我々は今、過去に例を見ない多面的変化の時代にいます。
様々な変化と多様化に対応するために必要なことは、今までの常識を一掃することです。
今まで当たり前のようにやってきたことを一度リセットし、新たな常識=価値観と知識、判断力でこれからの未来を創造することが必要です。
現代の印刷産業は、もはや高度経済成長下での装置産業として同質の競争を繰り広げてきた今までのビジネスモデルが、まったく通用しなくなりました。しかし我々はこれからも社会に信頼され、世の中に必要とされ、今後も事業を継続させなくてはなりません。
PrintNextとは、全国から集う志の高いリーダー達が新たな時代を切り拓くチャレンジをただ参加して評論するのではなく、「当事者」としての意識を持ち、経済活動のエンジンとして希望の未来を創造する決意を持ち帰ることであります。PrintNext2014は、「今までの固定概念を一掃し、モノを作るのではなく、皆で一緒のコト=新たな未来を創造しよう」とするものです。
PrintNext2014 運営委員長
岸 昌洋
PrintNextは、印刷産業の未来を創造するために、新たな価値と常識、必要な具体的手法を学ぶ、関連団体の枠を超えたイベントです。
【第1回】2004年2月21日:全国青年印刷人協議会、全国印刷緑友会、日本グラフィックサービス工業会SPACE21、日本青年会議所印刷部会の印刷関連業青年組織4団体が、東京で合同イベント「PRINT 4」を開催
【第2回】2005年2月12日:第2回PRINT 4を大阪で開催
【第3回】2007年1月27日:上記4団体に日本複写産業協同組合連合会青年部が加わり、名称を「Print Next」に刷新して宮崎で開催
【第4回】2010年2月5、6日:日本複写産業協同組合連合会青年部に代わり、全日本紙器段ボール箱工業組合連合会青年部協議会を加えた青年部5団体が運営する合同イベントとして、東京にて「Print Next2010 in Tokyo」を開催
【第5回】2012年2月4日:パシフィコ横浜にて、「Act for Japan ~希望の未来へ。Insatsuがつなぐ日本の絆 ~ PrintNext2012」を開催
為末氏、米倉氏はともに、「自分で考え、行動する」という本質が共通項ではあるが、 スポーツマン的視点からのアプローチと、学術的視点のそれとの違いを炙り出すのも狙いのひとつである。
『常識をぶち壊せ』という今回のプリントネクストにおいて、何が常識なのか? 何をぶち壊すのか? といった疑問がまずは頭に浮かぶのではないだろうか?我々のメッセージの本質は、非常識なことを勧めるということではなく、従来にない視点を持ってもらいたいというものである。 今回の基調講演には、世界陸上メダリストの為末大氏を招き、「ホモルーデンス」(ホイジンガ著)に感銘を受け、ヒトの本質である「遊び」を取り入れながら、従来にない練習スタイルを独自で行い、結果を残してきた氏の視点と思考を学び、「遊びは夢中で出来るが、仕事に夢中になっているか?夢中になれるか?」を問いかける。 また、基調講演後には、一橋大学教授の米倉誠一郎氏のファシリテートによるパネルディスカッションをプリントネクストメンバーとで行い、氏の言われる「創発的破壊」についての見識を深め、我々が今後当事者意識を持って、また業界を越えて日本のリーダーになるためにはどうしたらよいか?を探る。
為末 大
米倉 誠一郎
講師:細野晴義氏(ほその・はるよし)
ニューロマーケター/株式会社ニューロ・テクニカ代表取締役
アンケートやインタビュー等を使用した統計学的なマーケティングでは説明しきれない消費者行動を、脳科学からのアプローチによりあぶり出す。
我々印刷業と同様またはそれ以上の逆風に晒された産業の中で力強く立ち上がろうとする企業にフォーカス!その変革のプロセスの中でどんな「常識をぶち壊した」のか?また、そこで発揮される「戦略」とは?
今後いかに業態変革を成し遂げ、地域社会に求められる企業に生まれ変わるかを、M&Aという手法を通して学ぶ。
林 英邦(はやし・ひでくに)
農業人材サービス HMカンパニー代表取締役
~北海道から日本・世界を盛り上げる~
印刷業と似た産業モデルである農業の業態変革などを例に挙げ、コンテンツを武器とした「高付加価値モデル」へ転換する可能性を探る。
講師:中野 英一郎(なかの・えいいちろう)
経済産業大臣登録 中小企業診断士
全業種に顧客を持つ印刷業。その強みを、「コラボレーション」という切り口で解説。「コミュニケーションからコラボレーションへ」の意識作りについて学ぶ。
「気付いたらついついやっていた」「夢中になってやった」・・・ゲームになると人は率先して行動するようになる。「ゲーミフィケーション」など、近年ゲームの力をビジネスに生かす様々な取り組みがなされている。人々の行動を促すようなゲームをどのようにつくり、現実の課題にどのように適用するのか、について学ぶ。
本企画は、子ども達と若手芸術学生に、「未来の印刷」を想像してもらうことにより、次の世代が描く様々な未来の印刷像を我々が意識することで、業界発展の一助になると考え企画いたしました。
今回は「小中学生部門」と「芸術学生部門」の2部門を設定することで、より幅広い世代をつなぎ印刷の未知なる価値創造を目指しております。
この企画を実現するために、「小中学生部門」では子ども達は親が働いている職場を見たり聞いたりする機会ができるため、親子の会話のテーマにもなりうると思います。親の仕事を理解することにより、家族の絆を深め、かつ親が携わる仕事(印刷)に関心や興味を抱いてもらえるキッカケとなれば、永年の課題である事業承継の問題解決にもつながると考えます。また「芸術学生部門」では学生時代から印刷についての知識を養い、意識を向上させることで、印刷技術の新境地開拓やお互いのさらなる成長にもつながると信じております。
小中学生を対象に「未来の印刷」というテーマで絵部門と作文部門に分けて募集しました。部門別に審査をし、最優秀賞をはじめとして受賞作品を決定いたします。受賞作品はPRINT NEXT 2014当日に発表し、表彰式を行います。
山口まち子
PRINTNEXT 2014式典内において
最優秀賞( 各1名 )・優秀賞( 各部門1名 )・審査員特別賞( 若干名 )の表彰
当日会場内掲示、新聞掲載
全応募作品 PRINTNEXT2014サイトへの掲載
「新しい」と「ミライ」をテーマに印刷の可能性を広げるアートワークを募集しました。
独創的なデザインや表現により、ひとに感動を与える作品が集まりました。
味岡伸太郎
祖父江慎
最優秀賞(1名):賞状・賞金10万円
優秀賞(若干名)賞状:賞金、共に新聞掲載(予定)
2014年2月15日(土)ウインクあいち
「PRINT NEXT 2014」会場内にて作品を展示
※受賞者のみなさまには直接ご連絡させていただきます。
私達印刷業界は、それぞれの時代、地域において数々の貴重な記録や情報伝達をサポートしてきました。我々諸先輩が創りあげた印刷物は、郷土の産業や文化を知る鍵であり、また印刷は時代をうつす鏡として当時の様子を思い描いています。版をつくり、インクをつけ、紙に刷るというシンプルな反復作業の中、先人達が一枚の紙に残してきた考えや感覚、活字にこめられた想い。
リバプリ―リバイバル・プリンティングでは、明治から昭和にかけて激動の時代を彩った印刷物を通して、我々印刷業界がそれぞれの時代において情報伝達業として社会に活躍してきた事と彩り豊かなグラッフィクデザインの魅力について感じ取っていただければと思います。