ご挨拶

ようこそ、希望の未来へ。

全国の印刷関連業の若きリーダーの皆さん、ようこそPrintNext 2012にお越しくださいました。

このPrintNextは、前身であるPrint 4から数えて5回目の開催となりますが、青年印刷人が一同に会するイベントとしてすっかり定着してきたように思います。ここまで育てていただきましたのも、経済産業省様、全日本印刷工業組合連合会様、(社)日本グラフィックサービス工業会様、全日本紙器段ボール箱工業組合連合会様をはじめと致します後援、協力団体の皆さま、ご協賛をいただいております企業の皆さまなど、多くの皆さまのご支援とご理解、そしてこれまでの開催に携わってこられた諸先輩方の努力があってのことと、改めて御礼を申し上げます。

2011年は私たち日本人にとって忘れることのできない年となりました。自然災害の大きさもさることながら、原発事故をはじめ、雇用問題に代表される復興に当たっての数々の障害など、私たち自らの手によって引き起こされている問題の多さを目の当たりして、これらの問題は震災によって起こったのではなく、前々からあった問題が震災によって一気に噴き出しただけなのだということに気付かされます。被災地が抱えている課題は、現代の日本人誰もが「明日」直面するかもしれない課題であり、決して対岸の火事ではありません。

そのような多くの問題を抱えながら、私たちは「新しい時代」を迎えました。2004年をピークに我が国の人口は減少に転じ、このまま継続的に減少していくと予想されています。私たちは「継続的に人口が減少する」という歴史上誰も経験したことのない時代に突入したのです。このような時代にもはやこれまでのビジネスモデルが通用しないのは言うまでもありません。私たちは、いま改めて自らの存在意義、自らが社会の中でどんなことで役に立つことができるのかを問い直さなければならないのです。

「新しい存在意義」は「新しい課題」の中にあります。被災地が抱えている課題、そして皆さんの地域が抱えている課題に真摯に向き合い、そこに自らがなすべき「何か」を見いだすとき、新たな業態、新たな産業が生まれるのではないでしょうか。そこに希望の未来への入口が開けるのではないでしょうか。

日本が抱える課題の解決に向けて、今こそ青年印刷人が「日本の絆」を繋ぐときです。このPrint Next 2012が、皆さんの新たな存在意義発見の場となり、希望の未来への第一歩となることを願って止みません。

PrintNext 運営委員会 委員長 全国青年印刷人協議会 議長 江森 克治PrintNext 運営委員会  委員長
全国青年印刷人協議会  議長

江森 克治

われわれは、ここから再び強くなる

この度は、PrintNext 2012にご来場いただき、有り難うございます。
2011年3月11日の東日本大震災によって、東北・関東地方は大きな打撃を受けました。
まずは、被災された方々の一日も早い普段の生活への復帰をお祈りすると共に、たくさんの亡くなった方々の御冥福をお祈りします。
私たちが生かされているこの時代は、とても変化に富んだ時代です。
何百年に一度、と言われるような大きな変革が、様々な分野で起きています。
それは、我々印刷の業界も例外ではありません。
パーソナルコンピュータに代表されるITの普及、インターネットを利用したネットプリントの普及、そして市町村合併に代表されるような、効率化という名の市場のシュリンク。
印刷業の方、様々な資材を供給してくださる方、製本業の方、製版業の方、デザイナーの方、広告関連業の方、すべての業種の方々が生まれ変ろうとしています。
しかし、そんな時代に、業種も年齢も、育った地域も目指すところも様々な我々が、一堂に会することができることに、とても、大切な意味があると感じています。
先人が作った大きな歴史を守り、新たな歴史を創っていくことで、もっともっと多様化が求められる時代を生き抜いて行けると思います。
そして、PrintNextの名の元に結集した力は、我々の業界だけにとどまらず、日本を引っ張って行く力を持っていると思います。
私が会長を務めさせていただいている、全国印刷緑友会は、『がんばろうにっぽん』『われわれは、ここから再び強くなる』~地域活性化を通して、地域に愛される企業になろう~、というテーマを旗印に、前に進んで行こうとしています。
これからは、"インクオンペーパー"などの手段や製品を提供することが仕事なのではなく、企業のすべての取組を通して地域が元気になることで、気持ちが動き、人が動き、モノが動くように、あきらめずにやり続けることが仕事だと思います。
今までと全く違った枠組みを作らなければならない、ということは、我々のようなフロンティアスピリットにあふれた青年にとっては、絶好のフィールドが広がっているということでもあります。
この素晴らしい時代を心から楽しみましょう。
仲間がいる限り、どんな試練も、必ず乗り越えられると信じています。
おわりに、PrintNext 2012の開催準備に尽力されてきた運営委員をはじめ、ご支援、ご協力いただいた多くの関係各位に心から御礼を申し上げ、感謝いたします。

全国印刷緑友会会長 井上 雅博全国印刷緑友会  会長
井上 雅博

PrintNext 2012ご挨拶

PrintNext 2012開催にあたり、日本青年会議所メディア印刷部会部会長としてご挨拶を申し上げます。

日本青年会議所は、三信条である、「個人の修練・社会への奉仕・世界との友情」を基本姿勢に、「明るい豊かな社会」を実現するために設立されました。40歳で卒業する、1年毎に役割が変わる単年度制等、地域のリーダーを育てるユニークな仕組みを持ち、全国各地で青年経済人が活躍をしております。日本青年会議所の分化団体である私たちメディア印刷部会は、東京、大阪、名古屋、仙台、広島などのJCメンバーを中心にオフセット、グラビア、シール、シルク等全ての印刷業、紙卸、広告業、出版、DTP、デザイン、製版、箔、インキ、資材メーカーや販社、そして最近ではWebデザインやWebマーケティング等のIT関連業種も増え、メディア、印刷、Web業界の方々が幅広く集まり構成しております。

私の本業は、広告代理店とWebマーケティングです。我々の業界にはここ数年、大きな変化が毎年のように、いや数ヶ月単位で訪れております。昨今では、FacebookやTwitter等に代表されるソーシャルメディアが、生活者の購買決定プロセスに多大なる影響を与えています。最早、これらソーシャルメディアの存在を抜きに、販売戦略、ブランディング戦略を構築することはできません。あらゆる垣根を破壊してしまう力を持ったインターネット。情報を加工し、全ての人が必要とされる有益な情報として届けるために、私たちは時代の流れを掴まなければなりません。

2011年3月11日に発災した東日本大震災は日本経済に大きな打撃を与えました。私は、被災地である仙台の人間でありますが、地元経済の閉塞感は、簡単には拭いようの無いものが広がっています。しかし、そんな時だからこそ、私たちは青年経済人の集まりとして、地域のリーダーとして、この状況を打破していかなければなりません。そのためには、これまでの常識や枠に囚われず、真摯に学び、新たな挑戦を果敢にしていく必要があります。自社の足元を見つめ直しつつ、今こそ業界の枠を超え、皆さんと共に新たな世界を創造していきましょう。このPrintNext 2012において、ご参加いただいた皆様が、東日本大震災からの真の復興のために、日本経済再生のエンジンとなるべく、大いなる学びを得られることを祈念し挨拶と代えさせて頂きます。

日本青年会議所メディア印刷部会 第50代部会長 杉山 純一日本青年会議所メディア印刷部会
第50代部会長

杉山 純一

大切な未来への種として

PrintNext開催にあたり日本グラフィックサービス工業会スペース21の代表としてご挨拶を申し上げます。

印刷産業を取り巻く環境は時代とともに変わり、印刷産業も淘汰が始まっています、この業界の厳しさは私が所属する組合だけの問題ではありません。環境の変化は私たちの仕事の形を変え、印刷に従事する我々の仲間もその環境に合わせて変化を遂げました、多様化した業務は様々な業態変革をもたらし、そして日本経済が停滞する今、我々の業界も大きな岐路に立たされています、変革を求められるなか変えられないものもあり、多くの仲間が苦境の中それぞれ考え会社運営を行っていると思います。

日本経済は円高による製造業への打撃、そして3月11日に東日本を襲った未曾有の震災でかつてない苦境に立たされています、しかし日本が元気を失わないためにも我々が元気を失わないようにしなければなりません。業界を直視すれば決して楽観視できる状態ではありませんが最大のピンチこそがチャンスといわれます、ですがどうでしょう私たちはピンチをチャンスに変えることができるでしょうか、時代とともに変革を続けるこの業界の中で今こそ私たちは研鑽を重ね努力し未来を変えられる力をつけなければピンチはチャンスに変えることができないのではないでしょうか。

PrintNextは業界団体の垣根を越えたこれからの未来を変えられる若い力です、その中で生まれる新たな可能性こそがチャンスの種なのです、ここに集う多くの仲間がその種を見つけ、大きな危機を大きな可能性に変えこの業界から元気を発信していきたいと思っています。

また今回も様々な新しいアイデアを盛り込んで運営を行っています、新しい対話方式のワールドカフェはなじみが少なく戸惑う方もいらっしゃるかと思いますが、進んで参加し取り組んでください。対話し互いに刺激を与え研鑽を深め、そして考えそれぞれの経営に合ったヒントを見つけることができれば、これからの変化に対応する会社運営にきっと役立つはずです。

業界団体の枠を越えたPrintNextを通じて、印刷産業への貢献そして東日本大震災復興支援の活動に繋がりますよう、祈念して挨拶に代えさせて頂きます。

社団法人日本グラフィックサービス工業会スペース21 代表幹事 池邉 寛社団法人
日本グラフィックサービス
工業会スペース21  代表幹事

池邉 寛

PrintNext 2012の開催にあたり、ご挨拶申し上げます。

紙器の業界としては前回、PrintNext 2010に始めて参加させていただき、青年印刷人の方々の気概と実践力を感じることができました。

この度で、PrintNextへの参加は2度目となりますが、業界を取り巻く変化が想像以上に速い速度で進行する中、業界団体、業種、年齢の枠を飛び越えて、あらたな産業の価値を見出すためにPrintNext 2012の位置づけは重大なものだと思います。

私ども全紙器青年部協議会は発足して今年で20年目を迎えますが、かつてない厳しい時代に強い危機感を持ち、その存在意義を問い直す時期に差し掛かっています。業界や企業が従来のスタイルから新しい領域に踏み出すには、より多くの具体的な実践プランや事例に触れることが必要です。

今、自分たちの会社に何が必要なのか、何をするのか、そして、どうような会社になるのか、ビジョンを持ち経営計画に落とし込むことが、生き残ってゆくための唯一の道なのかもしれません。そのためには、柔軟性を持った観察と、実践が必要で、青年経営者がリーダーとなり、方向を示し、会社を動かしてゆけるように、各人が、豊かな感性を持ち、強い気概と実行力を持って、それを実践して行くしかありません。

業界青年リーダーたちが中心となり動き出したPrintNext 2012は、実践の中で、業界の枠を超えた発想の原点になりうるものと思っています。

企業は常に時代に合わせた変化をしながら生き残ってゆくもので、そのために、自らが、しっかりとした指針を持ち、計画的に実行するために、常に先を見つめ、経営者として、自らを高めてゆくことこそが、青年経営者の使命です。

今こそ、業界の枠を超えて、市場の創造と、開拓に取り組んでゆく必要があると考えています。

PrintNext 2012をきっかけに、印刷業界と紙器業界の融合した、新しい提案が生まれ、自らの指針になるものと確信しています。

全日本紙器段ボール箱工業組合 連合会青年部協議会 会長 板野 護全日本紙器段ボール箱工業組合
連合会青年部協議会  会長

板野 護

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PrintNext Troops

PrintNext 2012 Act for Japan ~希望の未来へ。insatsuがつなぐ日本の絆~

主催
PrintNext運営委員会
構成団体
全国青年印刷人協議会 / 全国印刷緑友会 / 日本青年会議所メディア印刷部会 / 日本グラフィックサービス工業会SPACE21 / 全日本紙器段ボール箱工業組合連合会青年部協議会
協力
東京青年印刷人協議会 / 印刷産業青年連絡協議会 / 神奈川正和会
特別協力
東京都印刷工業組合 / 神奈川県印刷工業組合
後援
(順不同)
経済産業省 / 全日本印刷工業組合連合会 / 日本グラフィックサービス工業会 / 全日本紙器段ボール箱工業組合連合会

パートナーズ企業

  • Kodak
  • Canon
  • 日本HP
  • FUJIFILM
  • モリサワ
  • RICOH